編入試験と対策
特待生入試・推薦入試・一般入試がある。
特待生にはスーパーvos特待生とvos特待生があり、それぞれ高専の成績によって受験できる。スーパーvos特待生の入試は面接が2回、vos特待生の入試は面接が1回ある。
スーパーvos特待生は学部・修士の入学料免除、学部・修士の授業料半額免除、博士の授業料全額免除となる。vos特待生は学部の入学料免除、入学後2年間の授業料半額免除となる。
推薦入試は書類審査のみなため、志望動機等をうまく言葉にして文章化する必要があるが、面接練習や学力試験の対策等は必要なく、比較的負担が少ない。特待生入試及び推薦入試に合格した際は、他の大学編入試験を受けることができないため慎重に選ぶ必要がある。
一般入試は、国語、英語、数学・応用数学、志望課程別科目と個人または集団での面接がある。教科が被っている他の大学と併願している人が多い印象があり、旧帝大などの滑り止めとしている人もいる。
大学の雰囲気・特徴
立地が悪く田舎にある大学。長岡駅からバスで30分程度かかる。車必須。特待生入試や推薦入試を受けようと思っている人は下見に行った方が良い。
大学近くにはセブンしかないため、車がなく寮に住む場合は、学食とセブンで生きていくことになる。車を持っている友達がいれば、お願いして週1回くらいスーパーに買い物に行って買いだめをする人が多い。
特別豪雪地帯にある大学であるため、冬は地獄。特に車を運転する場合は雪の壁があり、学内でも事故が起きる。また、自転車やバイクは一切使えないため、冬だけは移動手段がなくなることもある。
スノーボードやスキーが好きな人は近くにスキー場がたくさんあるため楽しめる。夏もフェーン現象でとても暑い。海でバーベキュー等アクティブな人間であれば非常に楽しいと思う。
編入生の割合が多い大学であるため、編入後の研修旅行があり、比較的友人ができやすい環境だと思う。サークルも編入生の勧誘が多く、馴染みやすいと感じる。
学園祭は高専に比較し規模が小さいと感じた。また、近くにある造形大学と日程がかぶっているため、造形大学の学園祭に行きたい場合は実行委員会に入ってはならない…。
その他のイベントとして、ソフトボール大会を学科によっては行っている。高専の時の大学説明会で他大学とのイベントがあると言われたと記憶しているがそんなことはない…。
駅前で飲み会をするときは、終バスが21時40分ごろなので長く飲めない。夜遅くに実家から長岡に帰る場合、友達に車を出してもらうか、3000円程度のタクシーを使うしかない。
大学の特徴として、実務訓練(長期インターンシップ)がある。学部4年の後期に卒業研究の代わりに約半年間企業で実務訓練に参加できる。ただし、長岡技術科学大学の大学院に進学するという条件とある程度の成績が必要である。
コロナの影響で受け入れてくれる企業が少なくなり、成績がよりシビアになったが、今後改善されていくであろう。実務訓練先は国内国外にあり、国外の場合は面接がある。国内でも企業によっては企業との面接がある。給料や家賃の補助、車通勤の可否等については確認が必要である。
前述のように、成績によっては実務訓練に参加できず、また、長岡技術科学大学大学院に進学しない場合は実務訓練に参加できない。実務訓練に参加できない場合、4年の後期は卒業研究をして、1年半分の研究をまとめて卒論を提出しなければならない。
卒論提出後は、就職する・長岡技術科学大学の大学院に進学する・他大学の大学院に進学するという選択肢がある。
留学生が多く、海外研修や交流も活発であった。今は、コロナの影響で海外研修ができないが、この状況でも多くの留学生がいるため、積極的に行動すれば多くの留学生の友達ができる。英語の勉強や他の言語の勉強をしたい場合は非常に強い点である。
編入して良かったことと悪かったこと
長岡技術科学大学に入学して良かったことは実務訓練に参加できたことである。実務訓練の経験も有益なものだったが、就職活動においてガクチカとして話すことができた。正直、研究と実務訓練でたいていの企業の志望動機以外の部分は何とかなると思う。
大学院に進学してからは、研究が大変になる。研究室によっては泊まりこんで研究する場合があるので覚悟が必要。個人的に研究が好きではないので、実務訓練を終えて就職できたら最高だった。笑
立地がかなりネックに感じた。駅前では遅くまで飲めず、基本は宅飲み。冬場も雪が多く運転が怖いが、ここで慣れれば日本中どこでも運転ができるだろう。
高専生に向けて一言
大学説明会で実務訓練を非常に推しているが、成績が必要であり、大学院に進学しないといけないため、編入後もある程度は勉強し、大学院で研究する覚悟が必要である。一方で、実務訓練の経験は就職試験で強いので、参加する価値はある。