秋田大学

編入試験と対策

推薦入試・一般入試がある。また、年度によっては2次募集を行っている場合もある。

推薦入試はコースによって募集していない場合があるため、募集要項を確認。

一般入試は数学、英語、専門教科の口頭試問が実施される。一般教科難易度はそこまで高くなく、技大や専攻科に進学できる程度の学力があれば十分合格できるであろう。専門教科も基礎的な試問であるため、基本的な法則や方程式が身についているなら問題ない。

自分の中で専門科目の知識がどのような場面で生かされたという質問を受けた。ここで、自己アピールも含めてより具体的なエピソードを話せれば評価も高くなるだろう。

結論として試験の難易度は低いため、ほかの志望校に対してのお守りとして受けるのが良いと思う。

大学の雰囲気・特徴

キャンパスは秋田駅から徒歩15分ほどに位置している。スーパーやドラッグストア、ホームセンター、市役所にも自転車で十分アクセスすることができる。

物件も相場が安いため、3万円台の家賃でソコソコの部屋を借りることができる。駅に近い為バイト先にも困ることはないだろう(秋田の最低賃金は822円とかなり低い)。

大学近くは学生向けの安い飲食店も多い。秋田市は県内では比較的雪の量は少ない。しかし、それは海風により雪が吹き飛ばされてしまうためあまり積もらないからある。

冬は強烈な風が吹き、1日中0℃を下回る。吹雪の日もあるため道路はスケートリンクになり、大学へ向かうための精神力が大事。また、晴れの日は基本存在しないと考えてよく、噂にはそれが原因で気持ちがふさぎ込んでしまい、秋田県の自殺率がワーストなのだとか。。。

さらに秋田県は東北地方でも田舎度が高い場所である。具体的にはサイゼリアは県内に1つしかなく、テレビはTBSが映らない。首都圏へ向かうには時間とお金がかかり、東京へは、新幹線を使っても4時間、料金も片道で約18000円と学生にはなかなかつらい出費になる。就活や推しのイベント参加に交通費がかなり掛かることは覚悟しなければならないだろう。 

編入生の募集は毎年10人以下と少ないため、初動でどれだけ内部生との距離を縮められるかが重要である。3年では数人グループによる実験科目が必修単位であるため、ここで内部生と仲良くなれば過去のレポートなどを手に入れるかもしれない。サークル数も多く勧誘イベントも実施されるため、積極的に参加すると良いだろう。

編入して良かったことと悪かったこと

秋田大学に入学して良かったことは学生自主プロジェクトという取り組みがあったことだろう。これは、学生がプロジェクトを立案し、それに対し大学が予算を付けてくれる制度であり、ロケット作成やプロジェクションマッピング、ソーラーカー製作など様々なプロジェクトが存在する。

企画書と顧問になってくれる教員がいれば比較的簡単に予算は降りるため、モノづくりが好きな学生は是非取り組んでみるといいだろう。どこそこの居酒屋でバイトリーダーをしていた、サークルリーダーとしてメンバーの仲を取り持ったなどのエピソードよりずっと就活での自己アピールにつながるのは間違いない。

悪かった点は、学部の講義内容があまり高専と変わらないことだろう。高専時代の学びなおしのようなものも多く、特に製図の科目ではおもちゃのような卓上ドラフターが出てきて驚愕した。しかし必修単位なので我慢しよう。

また、図書館の蔵書数は別段少なくないのだが、様々な学部の資料がまんべんなくあるイメージであり、高専より理系専門科目の資料は少ない。そのため、レポートや卒論作成時に読みたい本がすでに貸し出されていることがあり、参考資料集めに難儀した。

高専生に向けて一言

試験難易度は低いが講義のレベルもそこまで高くないので、編入するなら院進することがベターでしょう。平均以上のGPAがあれば推薦は簡単にもらえるし、学費免除制度もあるので研究や勉強が嫌いでなければ大学院へ行くことをお勧めします。自分は勉強が嫌いだったので就職したけど。。。

うまいコメ、うまい魚、うまい酒はたくさんあるので、あとは仲の良い友達がいれば楽しいキャンパスライフは送れるでしょう。(あれっ?これって長岡技大と同じじゃね?)

大学編入